先日、とある企業の広報部の皆さんに向けて、写真講座を開催しました。
「社内イベントの写真をうまく撮れるようになりたい」というご相談を受けて、
普段どんなふうに撮っているのか、どこでつまずいているのかを伺いながら、内容を組み立てていきました。

中でも印象的だったのが、「集合写真を撮るときの上手な声掛けの仕方を知りたい」という質問。
結婚式、入学式、イベントなど、これまでに数多くの集合写真を撮ってきましたが、
自分ではいつも何気なくやっていることだったので、
改めて聞かれると「あれ?どうしてたっけ?」と考え込んでしまいました。
もちろん、あらかじめ準備しておく基本的な声掛けもあるけれど、
その場の雰囲気で、自然と出てくる言葉に任せていることも多く。
カメラマンのテクニックと言えばそうだし、でも正直キャラで乗り切っている部分もあるし…
だからこそ、誰にでもできるように伝えるというのは、なかなか難しいなと感じました。

改めて思ったのは、自分のしている仕事は、ただ撮るだけではなく、
その場の空気を作ったり、段取りを整えたりと、
写すために写らない部分でしていることが意外とたくさんあるということ。
言葉にして伝えることは、自分を振り返る時間でもあるんだなと実感しました。
伝えたい!という気持ちが強くなると、つい細かくなって、説明も長くなってしまう。
実践に繋がるよう、もっとシンプルに伝えるにはどうすればいいか。
そんな課題も見つかりつつ、また少しずつアップデートしていけたらと思います。

ノリノリ?な私。皆さんがワイワイと撮影している姿を見て、本当に楽しくなりました😊
このような機会をいただき、ありがとうございました!