
以前、朗読劇でお世話になった演出の篠本さんから、急遽お声掛けいただいたのがきっかけで、
劇団うつり座さんの舞台「血の婚礼」を撮影しました。
かなり久しぶりだったのですが、覚えていてくださり、
こうして大事な舞台の撮影を託していただけたことが本当に嬉しかったです。
現場でお話しした際、「最初に出会ってから15、6年経つ」と言われてびっくり。
朗読劇の舞台からそんなに時間が経っていたとは……!
その朗読劇は沖縄戦が舞台だったので、夏が来るたびに想いを馳せておりました。

その夏に、再び篠本さんの演出する稽古を拝見して、
「これこれ、この感じ!」と、舞台を一から作り上げていく圧倒的な熱量が懐かしくなりました。
良いものを作り上げるために、感情と感情をぶつけ合いながら切磋琢磨していく時間。
役者さん達のその姿はとても美しく、撮りたい!という衝動にかられておりました。

皆さん3ヶ月前からお稽古を重ねてこられたそうで、その積み重ねが生み出す空気感は本当に凄まじいものがありました。
作中に登場する「馬」の表現が不思議で素晴らしく、「なるほどなぁ」と深く納得させられたり、印象的な照明の美しさに見惚れたり。
そして音楽がほぼ尺八や太鼓といった和楽器で構成されていたのもとても面白く、一気に作品の世界観に引き込まれました。

私は、そうやって練り上げられたものを写真として写し出すのが仕事ですが、演者さんや演奏者さんは、緻密に計算された構成やタイミングを本番の一発勝負で完璧に表現しなければいけない。
その姿には、心からのリスペクトしかありません。
こういう出会いや熱量に触れるたび、この仕事をしていて良かったと心から思います。

急遽の参加だったにもかかわらず、みなさん温かく受け入れてくださり本当に嬉しかったです。
今回は途中からの参加でしたが、今度は最初から参加して、もっと皆さんとコミュニケーションを深めながら作品と向き合ってみたいと思いました。



劇団うつり座の皆さん、公演お疲れ様でした😊
























